「だいぶ時間が経ってしまったけど、
今からでも、被災地を子どもたちに見せておきたいね。行こうか」
妻とはそういう深い部分ではすぐに思いが一致する。
「うん、行こう」
そういうわけで、息子のバレーの試合が休みだった連休の一日、熊本へと向かった。
「被災地を見ておきたい。被災地へお金を落としたい」
誰しもがその思いなのだろう、連日大渋滞とのニュースを聞いていたので、猫たちにたっぷりご飯をあげ、留守番を頼み、午前6時半に出発した。
家族でドライブなんて、どれくらいぶりだろう。
車の中に積みっぱなしだった釣り道具を全部おろして、久しぶりの完全ファミリー仕様だ(笑)
さて、「すぐに高速に乗るのも味気ないね」と、背振の山を越えてまずは佐賀へ抜けることにした。
家族に見せたい風景があったからだ。
佐賀平野の朝。
晴れていてよかった。
右奥に見えるのは普賢岳だ。
写真が趣味の娘が、たくさんシャッターを切っていた。
「父よ、グッジョブ」と内心思ってくれただろうか(笑)
ひとしきり風景を眺め、年賀状を飾るかもしれない写真を撮ると(笑)、
山を下りて東背振インターから高速に乗り、一気に熊本まで走った。
目的である熊本城へ到着したのは午前9時頃だった。
まだ渋滞は発生していなかったが、それでも多くの人が訪れていた。
あ・・あ・・
これがあの熊本城・・?
テレビのニュースで見るのと、実際に見るのとでは全然違う。
特に息子はショックを受けていた。
彼は2年前、中学卒業の記念に一人旅をしたいと言い出し、
その際に、一泊二日でこの熊本城を訪れていたからだ。
ここが俺が寝そべっていた芝生・・
ここで親切なおばちゃんに会って・・
最初は思い出を話していたが、徐々に口数が減った。
息子よ、何を思う?
いつか父に話してくれ。
加藤清正公に復興への願いを託し、熊本城を後にした。
それから、息子のリクエストに応えて熊本大学のまわりをぐるりと回った。
(中には入れなかったw)、
「そろそろどこかで朝ごはんを食べようよ」と妻が言う。
時計を見るともう11時、「今日は朝ごはんも昼ごはんも熊本でお金を使おうね」と決めていたから、腹が減っていて当然だね。
ごめん。
というわけで、菊池郡菊陽町へと車を走らせた。
どうせお金を落とすなら、お客様が頑張っている街でと思ったからだ。
お客様の院(のだ整骨院)がゴールデンウィーク休業中なのはわかっていたのだが、
この街の中でたしかに息づいていることを感じ、うれしかった。
そして、その向かい側にある「入り江」というステーキ店で食事をすることにした。
これが大当たり。
中はとても広く、ジャズが流れ落ち着いた雰囲気で、妻も子供たちも気に入ったようだった。
大学時代にキャンパスのすぐ近くにありよく行っていた「地中海」という喫茶店の雰囲気を思い出し、
その頃よく一緒に行っていた妻に、「地中海の雰囲気に似ているね」と同意を求める直球を放ったが、
「そうかな・・」と見送られてしまった(笑)
妻よ、好球必打でお願いします。特に子供の前では(爆)
何はともあれ、「入り江」、雰囲気良し、味良し、また機会があれば訪れたいお店です。
https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430104/43000720/ちなみに、入り江の出口からお客さんの院を望むとこんな感じ。
近っ!(笑)
熊本県菊池郡菊陽町光の森の のだ整骨院。地域の皆さま、よろしくお願いします(^^)
http://www.hikarinomori-nodaseikotsuin.com/この後、草千里まで突っ走ろうかとも思ったが、その後の交通事情を考えると帰りが遅くなってしまいそうで、
猫たちの留守番が限界だと思い次の機会へ持ち越すことにした。
(猫にとってドライブは苦行でしかありませんので、一緒に過ごせないのがつらいです(泣))
帰りは植木インターまで下道を走り、インター近くのお店で馬刺しを買って帰った。(写真無しw)
きっとまた行きますね、熊本。
私も復興を頑張る皆さんに負けないように、まっすぐに頑張ります。
・・・んだもしたんあらよ