オヤジギャグとダジャレの違いがイマイチわからない皆さん、こんにちは。
いや~
目から鱗の連休でした。
家族同士の交流って、楽しいものですね~。
実はですね、5家族で、九重へ遊びに行ってきたんです。

一年ほど前に息子が地元のサッカーチームに入ってから、家族で出かけるチャンスが滅多になくなっていたのですが、今井さんから今回の『九重一泊二日の旅』に誘っていただいた時、貴重な経験になりそうな予感満載でしたので、
「よっし!今回は思い切ってサッカー休ませて遊びに行こう!」と決意したのでした。
練習試合もあり、レギュラー獲りを目指す息子にとっては大事な時でしたが、結果は、「サッカー休ませた甲斐があった!」でした(^^)
今回、幹事の今井さんとともに買い出し担当となった我が家は、前日から買い出し&仕込み。
肉屋でチキンを丸ごと買って、料理本を見ながら特製調味料を作って鶏肉全体にまぶしたり、
野菜を切ったりと、九重でのバーベキューの準備で一足先にお出かけモード全開の我が家です(笑)
そしていよいよ当日。
午後1時に飯田高原のやまなみ牧場に集合。
集まったのは昭和40年代あたりに生まれたと思われる男女9人+その子どもたち。
まさしく、男女9人+子供たち秋物語・・
じゃねぇカ!子どもたちの中では、生涯の宿命のライバルとの出会いもあったとかなかったとか(爆)
いや~ そりゃぁ なかなか むずかしぃ 問題やわなぁ~
皆さんと初対面となるウチの家族(特に奥さん)はかなり緊張気味でしたが、皆さんが温かく迎えてくださったのですんなり溶け込めたようです。
アザシタ。

やまなみ牧場では、アヒルに餌をあげたり、うさぎを抱っこしたりした後、
広い草原で野球やサッカー、フリスビー(?)で思い切り楽しみました。


<備忘録>
・高橋さんが思ったよりも身軽だったのには驚きました。
・「ピッチャー今井」さんが「バッターうちの息子」めがけて「速い球行くぞ」と言い、
その言葉通り速球を投げ込み見事にデッドボールを当てた時には、
走って行ってドロップキックかましたろうかと思いました

ケケケケ
その後、全員で宿泊先である
カナディアンビレッジへ移動。
森の中を切り開いて作ったような、メルヘンチックな素敵な場所です。
そして、バーベキュースタート。
高橋さんが
押尾学ルートから極秘で仕入れてくれた上等な肉を炭火でジュージュー焼きながら、
皆で食事を楽しみました。

写真左:子どもたちのライフプラン作成中のFPI氏
写真右:希望の肉がなかなか届かず遂に網の前に陣取ったT氏
見上げれば満天の星空。
なんて素敵な雰囲気・・・
「いやいや~ そりゃあ 難しい問題やわなぁ~」
「ギュウ(牛肉?)! ギュウ! ギュウ!」
「ピッグ(豚肉?)! ピッグ! ピッグ!」
と欲しい肉の名称を微妙な表現で連呼するおもろいオジサンも出現し、
めっちゃめちゃ盛り上がりました~!

初めて挑戦した鉄鍋での「チキンの丸焼き」は
チキンときちんと焼けてなくて75点の出来でしたが、なかなか美味しかったです。ヨネ。

で、酔いもほどよく回った頃、明朝の過ごし方を話し合うミーティングが行われました。
バーベキュー以降の計画はほぼノープランだったんですよね~
登山大好きな今井さんは
「俺は 何が何でも久住山へ登るヨ」と、一人ででも山登りへ行く気満々。
私も、妻が他の奥さん方と仲良くしてもらっているのを見て、
「俺も山登ってきていいかな。その間、ほかの奥さんたちと遊んでてくれる?」
と会議前に打診、「いいよ~

」とOKをもらっていたので、急きょ登山に参加させてもらうことに決めました。
高橋さん、大場さん、今村さんも、どうやら登る気のようです。
結局男5人全員での登山を決行することになりました。
「男たちが登山している間、女性と子どもたちは観光しててね~」
と、ノープランな男どもに振り回された女性陣、ゴミンね~。
そして、就寝。
遊び疲れてグッスリ・・のはずが・・・・寒かったです。
他のご家族はロッジやバンガローに泊まったのですが、
我が家はビレッジの雑木林の中にあるキャンプサイトにテントを張ってキャンプスタイルに挑戦したのです。
2年ほど前に「そうだ!キャンプを我が家の趣味にしよう!」と思いたち、
テントやら何やらかにやらアウトドア用品を買い込んではいたものの、忙しくて
結局2、3回しかやったことがなかったものですから、今回は良い機会だと思い、キャンプにしたのです。
なんでも前夜は4℃だったらしいですから、寒いはずですよね。
「毛布も持ってくればよかったね~」と妻と二人で後悔しながら、
あまり眠ることもできずじまいで6時半起床。
登山出発の8時半までに、朝食を済ませ、バーベキューセットを洗って、テントの撤収まで
全部終わらせて・・と思っていたのですが、これ、無理&無謀でした(泣)
結局、私以外の男性4人に先に出発してもらい、私は片付けを終えてから後で合流することに。
焦る~
で、やっと片付けを終えて車に飛び乗りエンジンをかけようとしたら、
キュルル~ キュゥルゥ~ ゥ~ ゥ ぅ
寒さにやられてバッテリー死んでますがな。
そろそろ換え時ですな。
でも、JAF呼んでたら絶対登山は無理。
困り果ててカナディアンビレッジに相談したら、オーナーさんがバッテリー充電に協力してくださいまして、
なんとか出発することができました。
長尾さん、ホントありがとうございました。
車を飛ばして登山口へ到着。
ウエストポーチをたすき掛けして、ダッシュで登り始めたのですが、
・・・すぐに、思いました。
「きつッ!やっぱやめようか!」と(爆)
ものすごい急勾配なんです。
すると、その瞬間に携帯が鳴りました。
今井さんからです。
「西さ~ん、スタートしましたか~?
最初のうちはめっちゃきついけど、
30分我慢したら少しはマシになるから頑張ってくださいね~」
私
「あ・・は・・はい~
上から双眼鏡で見てるのか?」
で、もう気持ちを180度切り換えまして、私は
クロスカントリーの選手になりきりました!
一度も休憩することなく、風景を見る余裕もなく、
「きっと私が追いつくのを待ちながら登ってくれてる仲間達に早く追いつかなきゃ!」
という思いだけで・・・写真を撮ることもほとんどなく・・・走ってました(爆)
山頂が目の前にそびえたつ避難小屋あたりに到着した頃は、膝がガクガクと震え、
一瞬でも気を緩めたらツッてしまいそうな状態でした。
登山なめてましたね~

でも、そこからしばらく登ったところで、私が登ってくるのに気づいた皆が待っていてくれました。
無事合流!
元気復活!
そこから、皆で一気に山頂へ。
久住山 標高1787m 登頂成功です!
朝食の残りのホットドッグを食べ、下界で買ってきたペットボトルのお茶を飲み、仲間と一緒に、はるか下界を眺めました。
遠くから大きなグライダーが飛んできて私たちの目の前を通り過ぎて行きました。
最高でしたね。
大場さんが遠く由布岳の方向を望みながら、ポツリと言いました。
「ヤマ ノボテ ヨカタデスネ」
その短くて 絶妙の間があいた言葉に、もう全員の気持ちが凝縮されていてカッコ良すぎました。

たくさんの人の泣き笑いがある下界と、1787mのこの場所・・
私は下界で、今は経済の仕組みの中ではどちらかというと決して強者と呼べない位置で悪戦苦闘しているわけですが、私が泣き笑いしている間も、この山はおごることもなくへつらうこともなく、ただ自然の一部としてここにそびえ、どこに逃げることもできず、季節の風に吹かれる続けているのです。
「もっと自然体で生きよう」
自分を取り巻くどんな風にも抗うことなく、かと言ってへつらうわけでもなく、私も生きていこう・・
などと、今にも
大詩人ニッシーに変身しそうなほどしんみりと考えている時、甲高い高橋さんの声が。
「西さん ニシさーん!これ見てください!
ほら、こんな穴があちらこちらにあいてますよ。何か生き物がいるんですね!」
高橋さんが指さすあたりの地面を見ると、たしかに、直径1センチほどの穴が、あちらこちらにあります。
こんな高山に何が・・
私「サソリのような生き物がいるんでしょうかね・・」
高橋さん「こんなに高い場所に、すごいですね」
そこに登場した今村さん(だったかな?)がボソッと一声。
「あ、それステッキの穴ですね」
私 「・・・あ・・

」
高橋さん 「
ん~、そりゃぁ なかなか 難しい問題やわなぁ~」
登山用のステッキでグサグサ刺した穴でした(爆)
そして下山。
先ほどまで必死に登っていた場所も、下りは楽ちんです。
しばらく下ると、岩がゴロゴロと転がっている難所で苦戦している女性とすれ違いました。
自然と口から言葉が出ました。
「あと10分登れば楽な道になりますよ
」
自然とその女性からも言葉が返ってきました。
「ありがとうございます。がんばりまーす!
」
いや~、同じ苦労を共有する者同士が自然と交わす言葉っていいですね。
これこそが登山の醍醐味なのかもしれませんね。
が。。
その会話を少し後ろで聞いていた高橋さんが小走りに私のすぐ後ろに迫ってきました。
「あ、イジラレルな」と直感が教えてくれます。
高橋さん「西さん ニシさーん。今、あの女性になんかひどいこと言ってましたね」
私 「いやいや、ひどいことなんて言ってないっすよ」
高橋さん「いや、聞きましたよ。
『ここから先はいっそ転がった方が楽になれますよ』って言ってましたよね。
いやいや~、僕にはとても言えない恐ろしい言葉ですね~」
私 「その発想の方が恐ろしくてタマランですけど」
どうしてこの人はこんなにオモロイのでしょう。
そんなこんなで中腹まで降りてきました。
下りは確かに楽なのですが、体重がかかりますので、膝がきついです。
それに、当然のことながらところどころに上りがありますので油断はできません。
「あうぅっ っ っ」
私のすぐ前で小高い岩山を登っていた大場さんが突然立ち止まり、うずくまりました。
苦しそう。
どうやら足が吊ったようです。
「大丈夫ですか」
私の声は高原を渡る風の音にかき消されます。
しばらくして立ち上がった大場さんでしたが、それでも歩くことはできません。
「頼む! 俺の足!
動いてくれ!動いてくれェェ!
頼むよ!もうちょっとだけ動いててくれェェ!」
絞り出すように叫びながら、自分の足をゲンコツでガンガンと殴りつける大場さんの姿が、とても
怖かったです。
こんな感じで男たちが山で遊んでいる間、
女性陣と子どもたちは前日のやまなみ牧場で、
馬に乗ったり馬にまたがったり馬を見上げたりして遊んでくれていました。


奥さん方、本当にありがとうございました。
こうして楽しい二日間はあっと言う間に終わり、
皆との別れを惜しみつつも、私たち家族は夕方からの息子の空手の練習に間に合うように
ダッシュで帰路へ。
次回は空手も休ませてもっとのんびりしようかな~
子どもたちにも登山を体験させてやりたいな~
とにもかくにも 仲間って ええなぁ~
次はエギング遠征やな~
などなど思いつつアクセルを踏みました。
Fin ・人・ 西